【AlteryxDesigner】Alteryxで移動年計を算出する方法
こんにちは。AlteryxやTableauについて絶賛勉強中のMasashiです。
今回は「Alteryxで移動年計を算出する方法」をご紹介したいと思います。
移動年計についての詳細は本ブログでは割愛しますが、分析を行う上で様々な場面で活用できるため、お役に立てれば幸いです。
Alteryxの環境と使用データ
【Alteryxの環境】
Alteryx Designer バージョン: 2021.4.2
【使用データ】
今回利用するサンプルは、下の図のようになります。
作成したワークフロー
今回は計算を簡単にするため、単純移動平均で当月と前月、前々月の3カ月分を使用し算出します。
全体のワークフローは以下のようになります。
<全体ワークフロー>
<使用ツール>
・複数行フォーミュラツール
では、処理について詳細を見ていきましょう。
複数行フォーミュラツール
複数行フォーミュラツールを活用し、移動年計を算出します。
詳細な設定は以下
<設定>
- 「行数」:前後の項目何個までを範囲とするか指定。今回は前々月までを対象とするので3としている
- 「存在しない行の値」:値が存在しない範囲(最初の2か月)を計算対象に含めないように指定
- 「式」で実際の計算式を入力
算出結果
算出結果は、以下のようになります。
今回の例では、最初の2か月は値が存在しないため「0」と表示されております。
※参考情報:
複数行・複数列の計算をしてみよう- 今日からはじめるAlteryx再入門アドベントカレンダー
まとめ
以上のように「複数行フォーミュラツール」を使用することで、簡単に移動年計求めることが可能となります。
本ブログを応用し他のツールと組み合わせを行うことで、より詳細な分析を行うことができるため、是非ご活用ください♪